http://youtu.be/pE6pFV4vJmM
ネタバレなし。先日観てきた映画「ゼロ・ダーク・サーティ」のミーハーなレビューを。
「実話をもとに」といっても、映画化するうえで過剰な演出になっているところはあるだろうと。観た内容すべてを真に受けるほど僕もミーハーではないけれど、逆に、もっとドロドロしたリアルもあったはず。社会的、政治的な事情から映像にできない部分もあるだろうし。
治安が整っていない国でテロリストのリーダーを見つけるのって、めちゃくちゃ大変。大変すぎる。約10年の歳月を費やしてビンラディンを追い詰めた経緯。映画で観てしまえばあっという間だけど、これ、常人にはムリね。ものすごい執念と根性がそこに。いやほんと、よく見つけたもんです。
映画で観た内容とリアルには、きっと相違がある。ほんとのリアルはもっと残酷だろうし、僕らが知るすべもない。でも、平和な生活を送っている地球の裏側で、テロを防ぐために泥水を飲んでいる人がいることを知れればそれでいい。
この映画においては「ドキドキしたい」「楽しみたい」とか、そういう欲望はゼロ。テロ防止のために頑張ってくれている誰かに敬意を表して。だから、「楽しかった」とかいう感想もなく、「ああ、いろいろ凄かった」ということで。
ドキュメンタリー作品を淡々と観る覚悟で観に行きましょう。
あきらめなかった覚悟。奇跡ってある。執念って凄い。
映画『ゼロ・ダーク・サーティ』公式サイト